第5回 飛鳥山ハワイフェスティバル2026完全ガイド|1881年、この丘でカラーカウア王がもてなされた。入場無料・3ステージ90余チームの2日間【10月17〜18日】
東京都北区の飛鳥山公園といえば、桜の名所として知られる場所です。そこで毎年10月、公園全域がハワイになる2日間があります。しかも入場無料で、ステージに立つフラチームは総勢90余り。都内で開かれるハワイ系イベントとしては、屈指の規模です。
ただ、この記事で最初にお伝えしたいのは規模の話ではありません。なぜ飛鳥山なのか、という話です。
1881(明治14)年、ハワイ王国のカラーカウア王が日本を訪れました。当時、飛鳥山に邸宅を構えていた渋沢栄一は、この地でカラーカウア王の招待会を開いています。世界一周の途上にあったハワイの国王が、日本の実業家の庭でもてなされた。その一日を境に、飛鳥山はハワイと日本の歴史が交わる特別な場所になりました。
つまりこのフェスティバルは、ハワイ好きが集まる場所を探した結果ここになった、という成り立ちではありません。145年前にハワイとつながった土地が、それを思い出して始めたイベントです。だから3つのステージのうち1つは、渋沢栄一の庭だった「旧渋沢庭園」に置かれています。
この記事では、2026年8月2日に公式サイトと東京北区観光協会のページで確認した情報をもとに、第5回の開催概要から当日の回り方、そして関東のハワイ好きが直面する「10月17〜18日問題」まで解説します。
開催情報でひとつ注意点があります
先に実務的な話をします。公式サイトを開くと、検索結果やSNSのプレビューに「2026年10月18日-19日開催決定!!」と表示されることがあります。これはサイトのmeta description(検索結果用の説明文)に残っている旧情報です。
正しい日程は2026年10月17日(土)・18日(日)。サイトのトップ見出しがこの日付になっており、曜日とも整合します。東京北区観光協会も「10月第3土曜、日曜」と案内しています。2026年10月の第3土曜は17日です。
10月19日は月曜日なので、そもそも土日開催という前提と合いません。宿を取る人、遠方から来る人は17日・18日で押さえてください。
第5回 開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 第5回 飛鳥山Hawai’i Festival(飛鳥山ハワイフェスティバル) |
| サブタイトル | 〜渋沢栄一×カラーカウア王ゆかりの地〜 |
| 開催日 | 2026年10月17日(土)・18日(日) |
| 時間 | 9:45〜17:00 |
| 会場 | 飛鳥山公園 全域(東京都北区王子1-1-3) |
| ステージ | 飛鳥舞台/旧渋沢庭園/れすとらん館前 の3ステージ |
| 出演 | 総勢90余りのフラチーム、ウクレレ演奏 |
| 出店 | ハワイ関連の物販店舗、キッチンカー&飲食店舗 |
| 入場料 | 無料 |
| 主催 | 一般社団法人 東京北区観光協会(電話 03-5390-1166) |
| 協力 | フラレア |
| 後援 | 城北信用金庫 |
| 公式サイト | https://www.asukayamahawaii.tokyo/ |
アクセス
飛鳥山公園は、鉄道4路線からアクセスできます。
- **JR京浜東北線 王子駅** 中央口・南口から徒歩すぐ
- **東京メトロ南北線 王子駅** 1番出口から徒歩3分
- **東京メトロ南北線 西ケ原駅** 1番出口から徒歩7分
- **都電荒川線 飛鳥山停留場・王子駅前停留場** から徒歩すぐ
駅を出た瞬間にもう公園、という立地です。9時45分開始という早めのスタート時刻も、この行きやすさがあってこそ成立しています。都電荒川線(東京さくらトラム)で向かうと、路面電車から降りてそのまま会場に入るという、少し旅気分のある到着ができます。
なぜ「フラの聖地」と呼ばれるのか
公式サイトは飛鳥山を「フラの聖地」と表現しています。少し大げさに聞こえるかもしれませんが、背景を知ると納得できます。
カラーカウア王は、ハワイの歴史のなかで「メリー・モナーク(陽気な王)」と呼ばれた人物です。宣教師の影響で禁じられていたフラを公の場に復活させ、ハワイ語や伝統文化の復興に力を注ぎました。現在ハワイ島ヒロで毎年開かれる世界最高峰のフラの祭典「メリー・モナーク・フェスティバル」は、この王の名を冠したものです。
そのカラーカウア王が、1881年に日本を訪れ、飛鳥山の渋沢邸でもてなされた。フラを守った王が足を運んだ土地──と考えると、ここでフラの祭典を開くことには、単なる会場選び以上の筋が通っています。
イベント自体は2021(令和3)年のプレイベントから始まり、2022(令和4)年に東京北区観光協会主催として本格スタートしました。2026年で第5回。歴史のある大会ではありませんが、5年で90余りのチームが集まる規模になったのは、この土地の物語に共感する人が多かったからでしょう。
当日の楽しみ方:3ステージをどう回るか
飛鳥山ハワイフェスティバルの特徴は、ステージが3か所に分散していることです。ひとつの大きな舞台を全員で囲む形式ではなく、公園全域を歩きながら、それぞれ性格の違うステージを渡り歩きます。
飛鳥舞台
公園のメイン会場にあたるステージです。規模の大きなハーラウの演目や、注目度の高いプログラムが組まれる中心的な場所になります。じっくり腰を据えて観たいなら、まずここの周辺で場所を確保するのが基本です。
旧渋沢庭園
このフェスティバルでいちばん「意味のある」ステージです。渋沢栄一の邸宅があった庭園そのものが会場になります。カラーカウア王がもてなされたのは、まさにこの場所でした。木立に囲まれた庭で聴くハワイアンの音は、体育館やホールで聴くそれとはまったく違う響き方をします。時間が許すなら、ここは必ず立ち寄ってほしい場所です。
れすとらん館前
飲食エリアに近いステージです。キッチンカーで買ったものを手に、腰を下ろして観るのに向いています。子ども連れなら、まずここを拠点にして、気になる演目のときだけ他のステージへ移動する組み立てが現実的です。
回り方のおすすめ
9時45分開始、17時終了。7時間以上あるので、一日で全部を追う必要はありません。おすすめは午前中に飛鳥舞台、昼をれすとらん館前、午後に旧渋沢庭園という流れです。午後の庭園は光が斜めに入ってきて、写真も撮りやすくなります。
出演・出店を考えている人へ(2026年分は締切済み)
2026年(第5回)の募集はすでに終了しています。参考までに、募集スケジュールは以下のとおりでした。
- 募集期間:2026年3月13日(金)12:00 〜 4月12日(日)23:59
- 選考結果の連絡:2026年5月29日(金)までに
- 募集区分:ハーラウ出演/ウクレレ出演/物販出店/飲食出店
つまり開催の約7か月前に募集が始まり、1か月で締め切られるサイクルです。2027年の第6回に出演や出店を考えているなら、3月上旬には公式サイトをチェックする習慣をつけておいてください。出演要項はPDFで公開されるので、前年のものに目を通しておくと準備がスムーズになります。
正直なところ、こんな人には向かないかもしれません
良いことばかり書いても役に立たないので、注意点も挙げておきます。
ゆったり座って鑑賞したい人には向きません。飛鳥山公園全域を使う屋外イベントで、指定席のある大会ではありません。3ステージとも立ち見または簡易的な観覧スペースが中心になります。長時間観たいなら、折りたたみチェアやレジャーシートの持参を検討してください(公園のルールに従える範囲で)。
雨天が心配な人も要注意です。屋外の公園イベントのため、天候の影響を直接受けます。屋内ホールで開かれる大会とはこの点が根本的に違います。10月中旬の東京は雨も冷え込みもあり得るので、当日の天気予報は必ず確認してください。
特定のクムフラのワークショップを受けたい人にも、少し性格が違います。このフェスティバルは「観る・食べる・買う」が中心で、ハワイからクムフラを招いて有料ワークショップを開く形式のイベントとは目的が異なります。本格的に習いたいなら、同じ10月17〜18日に横浜で開かれるカ フラ ホアのような、ワークショップ主体のイベントのほうが合っています。
10月17〜18日、横浜と王子のどちらに行くか
関東のハワイ好きにとって、2026年10月17〜18日は悩ましい週末です。飛鳥山ハワイフェスティバルと、第38回カ フラ ホア(横浜・大さん橋ホール)が完全に同日程だからです。
判断の軸はシンプルです。
| 費用 | 入場無料 | 観覧は無料、WSは15,000円 |
|---|---|---|
| 性格 | 公園を歩いて楽しむ祝祭 | ホールで観る・習うイベント |
| 出演規模 | 90余チーム・3ステージ | 本編(第38回) |
| 天候の影響 | 受ける(屋外) | ほぼ受けない(屋内ホール) |
| 向いている人 | 家族連れ・お祭り気分 | フラを習っている人 |
踊る人・習う人なら横浜。クムフラのワークショップがあり、屋内なので天候に左右されません。
観る人・家族で行く人なら飛鳥山。無料で、公園の空気ごと楽しめて、駅を出たらすぐ会場です。子どもが飽きたら公園で遊ばせられるのも、屋外イベントならではの強みです。
どうしても両方という人は、片方を午前だけにする手もあります。王子と横浜は乗り換え含めて1時間強。物理的に不可能ではありませんが、どちらも中途半端になるので、あまりおすすめはしません。
よくある質問
Q. 入場料はかかりますか?
A. 無料です。フラのステージ観覧も自由に楽しめます。有料になるのは、キッチンカーや飲食店舗での飲食、物販店舗での買い物です。
Q. 開催時間は何時から何時までですか?
A. 2026年は9:45〜17:00です。東京北区観光協会の案内では例年「午前10時前後から午後5時前後まで」となっており、年によって多少前後します。
Q. 雨天の場合は開催されますか?
A. 2026年8月2日時点で、公式サイトに雨天時の対応は明記されていません(要確認)。飛鳥山公園全域を使う屋外イベントのため、直前の公式サイトおよび東京北区観光協会の告知を確認してください。
Q. 子ども連れでも楽しめますか?
A. 楽しめます。飛鳥山公園はもともと遊具のある区立公園で、ステージに飽きても子どもの居場所があります。れすとらん館前ステージは飲食エリアに近く、拠点にしやすい場所です。
Q. 現地に行けない場合、配信はありますか?
A. 公式サイトには「YouTube生配信(2025年)」のページがあり、前回は生配信が行われました。2026年分の実施可否は2026年8月2日時点では未公表です(要確認)。
Q. 駐車場はありますか?
A. 2026年8月2日時点で、公式サイトに来場者用駐車場の案内はありません(要確認)。JR王子駅から徒歩すぐという立地なので、公共交通機関での来場が基本になります。
まとめ:どんな人におすすめか
飛鳥山ハワイフェスティバルは、「ハワイのイベントに行ってみたいけれど、いきなり本格的な大会はハードルが高い」という人に、いちばん向いているイベントです。
入場無料。駅を出たらすぐ会場。90余りのチームがフラを踊り、キッチンカーが並び、ハワイ雑貨が売られている。予備知識がなくても、公園を散歩する気分で入っていけます。
そのうえで、少しだけ背景を知っていると景色が変わります。この丘で、1881年にハワイの王がもてなされた。フラを復活させた王の名は、いまも世界最高峰のフラの祭典に残っている。その土地で、いま90組がフラを踊っている──と考えながら旧渋沢庭園のステージの前に立つと、同じ演目でも違って見えるはずです。
10月17日(土)・18日(日)、9時45分から。持ち物は、歩きやすい靴と、少しの現金と、雨具です。
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※本記事に掲載している日程・会場・料金等の情報は、2026年8月2日時点に各公式サイト等で確認した情報をもとに作成しています。その後、情報が変更になっている場合がございます。万が一誤りがございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。お知らせいただき次第、速やかに修正いたします。

