アロハミュージックアカデミー完全ガイド|同じ講師のウクレレ講座なのに、会場で受講料が2倍変わる。東京・神奈川11会場の申込先の違い【2026年9月・公式確認済み】
ウクレレ教室を探していて「アロハミュージックアカデミー」にたどり着いた人は、たいてい教室一覧のページで手が止まる。曜日ごとに11の講座が並んでいるのに、料金がどこにも書かれていないからだ。
しかも申し込み先が一定しない。ある講座には「※直接◯◯へお申し込み下さい」と書かれ、別の講座には「Aloha Hawaiian Academyへお申し込みください」と書かれている。同じ先生の同じウクレレ講座なのに、窓口が2種類あるのだ。
実際に各会場の運営元まで当たってみると、理由がはっきりした。このアカデミーは自前の教室をひとつも持っていない。フラスタジオ、区の施設、デパートのカルチャースクール、レストラン、地区センター。全部が借りた場所で、そのため料金体系も申込方法も会場側のルールに従っている。結果として、月2回90分で5,654円の会場もあれば、全6回19,800円というパッケージ制の会場もある。1回あたりに直すと2,827円と3,300円。ほぼ500円の差がつく。
この記事では、2026年9月3日時点の公式情報をもとに、全会場の曜日・時間・住所・申込先を一枚に整理する。そのうえで「働きながら通えるのはどこか」という、一覧表を眺めるだけでは絶対に見えてこない結論まで書く。
アロハミュージックアカデミーとは何なのか
Aloha Music Academy(アロハミュージックアカデミー)は、ハワイアンミュージシャンの鶴岡和典氏が主宰するカルチャースクールだ。公式サイトによると、2005年に立ち上げられた「ウクレレスクール鶴組」が2022年に生まれ変わったもので、東京・神奈川を中心に開講している。
大事なのは、ここが「ウクレレ教室」ではなく「ハワイアンカルチャーのスクール」を名乗っている点だ。公式の説明には、ウクレレだけでなくギター・ベースも含め、ハワイアン・ミュージックに関する総合的な視点でフラソングからコンテンポラリーなハワイアンまで対応できるよう指導している、とある。実際、文京と横浜には「ウクレレ・ギター・ベース」の3楽器を対象にしたアンサンブル系のクラスが用意されている。
主宰の鶴岡和典氏の経歴は、ハワイ好きなら思い当たる名前がいくつも出てくる。父親の影響で幼少期からハワイアンミュージックに親しみ、大阪芸術大学卒業後に現代ハワイアンミュージックのウクレレ奏法・ギター奏法を研究。プロ転向後25年以上、数多くのハワイアンバンドで演奏してきた。フラ専門誌『HULA Le’a』(文踊社)の企画CDに多数参加し、ビクターエンタテインメントの「HULA Le’a」シリーズ、ジェネオンユニバーサルの「Ho’omaikai」などに名を連ねる。付録CDの「みんなのフラ」「Aloha Ku’u Home」といった楽曲提供も手がけた。
さらに、鳥山親雄氏の楽譜集『Hawaiian Mele 1001』ほか一連のシリーズで、ウクレレ演奏用のコード付けを担当している。フラのレッスンで先生が配ってくれる譜面に、この人がつけたコードが載っている可能性は決して低くない。家庭用ゲーム機Wiiのソフト「Hula Wii(フラで始める美と健康!)」の音楽プロデュースも務めている。
つまりここは、「ウクレレを弾けるようになりたい人」より一段深く、「フラの曲を伴奏できるようになりたい人」「ハワイアンの音そのものを知りたい人」に向いた教室だと理解しておくといい。公式サイトの説明も、たった3つの押さえ方を覚えるだけで何千曲というフラソングが弾けるようになる、という切り口で書かれている。
なお、ウクレレそのものをどう選ぶかで迷っている段階なら、先に初めての1本はサイズ→予算→買う場所の順で決める記事を読んでおくと、体験レッスンの日にレンタル楽器を借りるか自分の1本を持っていくかの判断がしやすくなる。

申し込む前に知っておくべき3つのポイント
会場を比べる前に、この教室特有の構造を3つだけ押さえてほしい。ここを知らずに一覧表を見ると、ほぼ確実に混乱する。
ポイント1:申込先が2系統に分かれている
公式の教室一覧を読むと、各講座の末尾に書かれた案内が2種類あることに気づく。ひとつは「Aloha Hawaiian Academyへお申し込みください」、つまりアカデミー本体が窓口になるパターン。もうひとつは「※直接◯◯へお申し込み下さい」、つまり会場を運営しているカルチャーセンターやスクールが窓口になるパターンだ。
後者に該当するのは、フラレア教室、伊勢原教室、二子玉川教室、青葉台教室の4つ。この4つについては、アカデミーに問い合わせても「会場に直接お願いします」と案内されることになる。逆に文京・東銀座・横浜・溝の口・西谷・個人レッスン(横浜)は、アカデミー本体が窓口だ。
ポイント2:料金は「講師」ではなく「会場」が決めている
アカデミーの公式サイトには、受講料の記載が一切ない。これは情報の出し忘れではなく、会場ごとに料金体系が違うから統一して書けない、というのが実態に近い。
実際、会場側のサイトで金額が公開されている2つを比べると、体系そのものが違う。伊勢原は月2回・月額制。横浜のフラレアは全6回・パッケージ制だ。同じ講師の同じ90分レッスンでも、いくら払うかは会場が決めている。
ポイント3:回数が「月1回」「月2回」「第1・3」で全部違う
一覧を読むと、月2回の講座、第1・3週の講座、第2週だけの講座、月1回の講座が混在している。東京の3会場はいずれも月1回のペースだ。「毎週通って早く上達したい」という人が最初に当てにする条件が、ここでは満たされない。
この3点を頭に入れたうえで、以下の会場別の整理を読んでほしい。
東京の4講座を比べる
東京都内で開講しているのは3会場・4講座。どれも月1回のペースで、時間帯は昼から夕方に集中している。
文京教室/アンサンブル教室(文京)
会場は文京シビックセンターB2Fの「アカデミー文京 第2音楽室」。住所は東京都文京区春日1-16-21で、区の施設のなかにある音楽室を使っている。丸ノ内線・南北線の後楽園駅、三田線・大江戸線の春日駅が直結する立地で、都心の東側に住んでいる人にはいちばん通いやすい。
この会場だけは、同じ日に2コマが連続で開かれる。第2火曜の11:30〜13:00がウクレレのクラス、14:00〜15:30がアンサンブルのクラスだ。アンサンブルのほうはウクレレ・ギター・ベースが対象なので、ウクレレでコードを覚えた人が次にバンド的なアンサンブルへ進む、という導線が同じ会場のなかに用意されていることになる。
11:30と14:00のあいだには1時間の空きがある。両方受けるつもりなら、後楽園駅周辺で昼食を挟んで戻ってくる形になる。申し込みはアカデミー本体へ。受講料は公式サイトに掲載がなく、問い合わせが必要(要確認)。
東銀座教室
会場は東京都中央区築地1-12-15 三ツ田ビル4Fの「Halau Hula Coco」。ここはフラの教室(ハーラウ)で、そのスタジオを借りて月1回の金曜13:30〜15:00にウクレレのクラスが開かれている。
フラスタジオが会場になっている、という点はこの講座の性格をよく表している。フラを踊っている人が、自分の踊る曲を自分で弾けるようになりたくて通う。その動線が、そもそも会場の時点で組まれている。フラ教室に通っていて「先生が使っている音源のコードを知りたい」と思ったことがある人は、ここがいちばん近道になる可能性が高い。
フラの月謝の考え方や教室選びの軸については、東京のフラ教室は月謝の額で選ぶと失敗する記事で1回単価の考え方を整理している。ウクレレの講座を選ぶときも同じ物差しが使える。
申し込みはアカデミー本体へ。受講料は公式サイトに掲載なし(要確認)。
二子玉川教室
会場は玉川髙島屋S・C東館4Fの「コミュニティクラブたまがわ」。住所は東京都世田谷区玉川3丁目17番1号 V-2、電話は03-3708-6125。第4火曜の16:00〜17:30に開講している。
ここは百貨店が運営するカルチャースクールなので、申し込みも支払いもコミュニティクラブたまがわ側のルールに従う。アカデミーの一覧にも「※直接コミュニティクラブたまがわへお申し込み下さい」と明記されている。電話番号が併記されているのは、この会場と伊勢原・青葉台だけだ。
16:00開始という時間は、東京の4講座のなかでもっとも遅い。とはいえ17:30に終わるので、フルタイム勤務の人が仕事を抜けて参加するのはやはり難しい。買い物ついでに通える立地という点で、二子玉川周辺に住んでいる人にとっては現実的な選択肢になる。受講料は(要確認)。
なお二子玉川は、毎年夏に玉川髙島屋で開かれるハワイ催事の会場でもある。同じ建物の話題として玉川高島屋「フレッシュ!ファン!ハワイ」の完全ガイドもあわせて読んでおくと、この街とハワイの距離感がつかめる。

神奈川の6講座を比べる
会場数でいえば神奈川のほうが多い。しかも「夜」「土曜」というレアな枠は、どちらも神奈川側にある。
フラレア教室(横浜・高島)
アカデミー全体でただひとつの夜クラスがここだ。会場は神奈川県横浜市西区高島2-3-21 ABEビル4階の「フラレアハワイアンカルチャー」。月2回・月曜の19:00〜20:30に開かれている。
運営はフラ専門誌『フラレア』。同誌が提供するハワイアン・カルチャースクール「フラレア・ハワイアン・カルチャー(HHC)」の一講座として、鶴岡氏のウクレレ・レッスンが組み込まれている。フラレア公式によれば、講座は全6回のパッケージで受講料19,800円。1回あたり3,300円という計算になる。
第80期の日程は8月17日、8月31日、9月14日、9月28日、10月5日、10月26日の月曜。1回のレッスンで1曲が仕上がるようやさしく指導する、という説明があり、はじめての人でも受講できる内容とされている。クラスによっては途中入講も可能で、見学は事前予約制。体験受講の申し込み枠も用意されている。
同じHHCの枠内には、ハワイアン・コーラス(全3回9,900円)、フラドールを作ろう(全3回9,900円+材料費2,200円)、レイメイキング(全3回9,900円)、ラウハラ編み(全3回9,900円+材料費3,000円〜)といった講座が並ぶ。ウクレレだけが全6回・19,800円と回数が倍になっているのは、楽器は3回では終わらないという判断だろう。
横浜駅から歩ける距離で、しかも19時開始。会社帰りに寄れるという条件を満たすのは、11ある講座のなかでここだけだ。
横浜教室(レストラン味蕾亭)
会場は神奈川県横浜市西区高島2-3-19 高島ビル1Fの「レストラン味蕾亭」。フラレア教室とは番地が2つ違うだけの、ほぼ隣同士の立地だ。第2・第4水曜の14:00〜17:00に開講している。
注目してほしいのは時間の書き方だ。他の講座がすべて90分の枠なのに対し、ここだけ「14:00から17:00まで」と3時間で表記されている。レストランを会場にしているという性格を考えると、決まった90分に全員が着席する形ではなく、時間帯のなかでレッスンが進む運用と読むのが自然だ。申し込みはアカデミー本体へ。実際の進め方と受講料は(要確認)。
個人レッスン(横浜)
第1・第3水曜、横浜市内の施設で開かれる個人レッスン。対象はウクレレ・ギター・ベース。会場が「横浜市の施設でレッスンしています」としか書かれていないのは、都度おさえる施設が変わるためだろう。時間帯の記載もない。申し込みはアカデミー本体へ。
グループでなく1対1で見てほしい人、あるいは自分の弾きたい曲を持ち込みたい人は、この枠を最初に問い合わせるといい。校舎を持たずに駅ごとにスタジオを変える教室の考え方は、LiveArtウクレレ教室の完全ガイドでも詳しく書いた。会場が固定されないことのメリットとデメリットは共通している。
溝の口教室
月1回・木曜の13:00〜14:30。会場は「溝の口駅周辺の施設でレッスンしています」とだけ記載されている。個人レッスン(横浜)と同じく、固定の住所は公開されていない。申し込みはアカデミー本体へ。神奈川側で唯一の川崎市エリアの講座になる。
青葉台教室
会場は青葉台東急スクエア South-1 別館5階の「青葉台カルチャープラザ」。住所は神奈川県横浜市青葉区青葉台2-5-1、電話は045-482-3737。第1・第3木曜の15:00〜16:30に開かれている。申し込みはカルチャープラザへ直接。
この会場について、ひとつ注意がある。青葉台カルチャープラザには鶴岡氏のクラスとは別に、別の講師によるウクレレの個人レッスン講座も設けられている。ウェブで「青葉台カルチャープラザ ウクレレ」と検索すると、月2回30分・受講料5,720円(税込)+運営維持費330円(税込)という別講座のページが先に出てくることがある。曜日も第2・第4月曜で、鶴岡氏の第1・3木曜とは完全に別物だ。申し込むときは、必ず曜日と講師名を確認してほしい。
伊勢原教室(会場名が公式表記と変わっている)
アカデミーの公式一覧には「セブンカルチャー伊勢原」と書かれているが、この会場は現在「メゾンカルチャークラブ伊勢原」という名前で運営されている。住所は神奈川県伊勢原市桜台1丁目8-1 イトーヨーカドー伊勢原店5階、電話は0463-92-3644で、いずれもアカデミー公式の記載と一致する。同じ場所の運営会社が変わり、アカデミー側の表記が旧称のまま残っている、というのが実態だ。「セブンカルチャー伊勢原」で検索しても現行のページに行き着きにくいので、覚えておくと迷わずに済む。
そしてこの会場は、11講座のなかで唯一、受講料が金額まで公開されている。
講座名は「簡単ウクレレ教室 第1・3火曜クラス」。第1・3火曜の13:00〜14:30、月2回。受講料5,324円(税込)に設備費330円(税込)が加わり、通常価格は月5,654円(税込)。体験費は2,662円で事前予約制。入会時には入会金・初月受講料・設備費・金融機関キャッシュカードが必要と明記されている。講座の説明文には、初心者もハワイアンスタイルのウクレレに興味がある人もどなたでも参加できる、とある。
西谷教室(土曜クラス)
会場は神奈川県横浜市保土ケ谷区西谷3-15-1の「西谷地区センター」。月2回・土曜の13:00〜14:30に開講している。公式一覧では「New!」の表記がついており、比較的新しく立ち上がった講座であることがわかる。申し込みはアカデミー本体へ。
平日に休みを取れない人にとって、アカデミーで土曜に通えるのはここだけだ。相鉄線の西谷駅は、2019年の相鉄・JR直通線、2023年の相鉄・東急直通線の開業で乗り入れが増えた駅でもある。都内から出向く条件は、以前よりかなり良くなっている。
赤羽教室は現在募集していない
金曜の枠に「赤羽教室(ウクレレ)」が残っているが、公式には「※現在募集を行っておりません」と明記されている。過去の紹介記事や口コミサイトの情報を見て赤羽で探そうとすると空振りになるので、先に知っておきたい。

全会場一覧表(2026年9月3日時点)
| 曜日 | 講座名 | 会場・住所 | 時間 | 回数 | 申込先 |
|---|---|---|---|---|---|
| 月 | フラレア教室 | フラレアハワイアンカルチャー/横浜市西区高島2-3-21 ABEビル4階 | 19:00〜20:30 | 月2回 | フラレアへ直接 |
| 火 | 伊勢原教室 | メゾンカルチャークラブ伊勢原(公式表記はセブンカルチャー伊勢原)/伊勢原市桜台1-8-1 イトーヨーカドー伊勢原店5階 | 13:00〜14:30 | 第1・3 | 会場へ直接(0463-92-3644) |
| 火 | 文京教室 | アカデミー文京第2音楽室/文京区春日1-16-21 文京シビックセンターB2F | 11:30〜13:00 | 第2 | アカデミー本体 |
| 火 | アンサンブル教室(文京) | 同上 | 14:00〜15:30 | 第2 | アカデミー本体 |
| 火 | 二子玉川教室 | コミュニティクラブたまがわ/世田谷区玉川3-17-1 玉川髙島屋S・C東館4F | 16:00〜17:30 | 第4 | 会場へ直接(03-3708-6125) |
| 水 | 個人レッスン(横浜) | 横浜市内の施設 | 記載なし | 第1・3 | アカデミー本体 |
| 水 | 横浜教室 | レストラン味蕾亭/横浜市西区高島2-3-19 高島ビル1F | 14:00〜17:00 | 第2・4 | アカデミー本体 |
| 木 | 溝の口教室 | 溝の口駅周辺の施設 | 13:00〜14:30 | 月1回 | アカデミー本体 |
| 木 | 青葉台教室 | 青葉台カルチャープラザ/横浜市青葉区青葉台2-5-1 青葉台東急スクエアSouth-1別館5階 | 15:00〜16:30 | 第1・3 | 会場へ直接(045-482-3737) |
| 金 | 東銀座教室 | Halau Hula Coco/中央区築地1-12-15 三ツ田ビル4F | 13:30〜15:00 | 月1回 | アカデミー本体 |
| 金 | 赤羽教室 | ― | ― | ― | 現在募集なし |
| 土 | 西谷教室 | 西谷地区センター/横浜市保土ケ谷区西谷3-15-1 | 13:00〜14:30 | 月2回 | アカデミー本体 |
この表を上から下まで眺めると、ひとつの事実が浮かび上がる。10ある開講中の講座のうち、9つが平日の昼間だ。夜に開くのは月曜のフラレア教室だけ、土曜に開くのは西谷教室だけ。つまり、平日の日中に動けない人にとって、選択肢は最初から2つしかない。
受講料を実額で比べる
金額が公開されている2会場と、オンラインを並べてみる。
| 受講形態 | 料金 | 1回あたり | 1回の長さ |
|---|---|---|---|
| 伊勢原教室(月2回・月額制) | 5,654円/月(受講料5,324円+設備費330円) | 2,827円 | 90分 |
| フラレア教室(全6回・パッケージ制) | 19,800円/全6回 | 3,300円 | 90分 |
| オンライン個人レッスン(MOSH) | 1,500円 | 1,500円 | 30分 |
| その他の会場 | 公式サイトに掲載なし(要確認) | ― | 90分(横浜教室を除く) |
グループレッスンの一般的な相場が月4回で6,000〜12,000円前後と言われるなかで、伊勢原の月2回5,654円は決して安い部類ではない。ただしこれは、90分という1コマの長さと、講師がハワイアン専門であることの対価だと考えるべきだろう。単純な安さで比べたい人は、月謝を払わずにウクレレを始める都度払いの教室の記事のほうが向いている。
フラレアの19,800円は一見高く見えるが、6回分をまとめて払う形なので、月あたりに直すと月2回ペースで約6,600円。伊勢原との差は月1,000円弱だ。そのうえで夜19時に通える。この差額を「夜に通えることの値段」と考えると、納得感は変わってくる。

12番目の選択肢:オンラインの個人レッスン
会場に通えない人のために、鶴岡氏はZoomを使ったオンラインの個人レッスンも用意している。予約プラットフォームMOSHの掲載ページによると、所要時間30分・定員1人で1,500円(税込)。別に「ウクレレ60分レギュラーレッスン」というオプションメニューが1,000円で設定されている。
レッスンの説明には、基本的なテクニックや楽曲演奏のコツを学べること、夫婦・親子・友人同士のグループでの受講も歓迎であることが書かれている。申し込み後にZoomのレッスンスケジュールが案内される流れだ。キャンセルは提供開始の24時間前まで可能とされている。
このページで面白いのは、受講した人の感想レポートだ。2026年9月時点で評価は5.0(7件)。「ハワイアンとは何か」というタイトルの投稿には、鶴岡氏との対話のなかでハワイアン音楽がどういうものなのか自分が分かっていなかったと自覚した、という趣旨の記述がある。別の投稿者は、実写版『リロ・アンド・スティッチ』でナニが歌っていた「アロハ・オエ」をリクエストしてレッスンを受け、曲の背景にある物語まで教わったと書いている。
30分1,500円という価格で、曲の背景にあるハワイの歴史まで聞ける。これは対面の会場に通えない人にとって、単なる代替手段以上の価値がある。地方在住でハワイアンを弾きたい人には、この選択肢を最初に検討してほしい。
タイプ別・どこを選ぶか
平日の昼に動ける人で、月2回きちんと通いたい人 → 伊勢原教室(第1・3火)か西谷教室(月2回土曜)。料金が事前に分かっているのは伊勢原だけなので、予算を確定させたいならこちら。
会社員で、平日夜しか無理な人 → フラレア教室(月曜19:00〜20:30・横浜)の一択。ただし全6回のパッケージ制で、期の途中から入る場合は途中入講の可否を確認する必要がある。
土曜に通いたい人 → 西谷教室(横浜市保土ケ谷区)。アカデミーで土曜開講はここだけ。
フラを習っていて、自分の踊る曲を弾けるようになりたい人 → 東銀座教室。フラスタジオ Halau Hula Coco が会場なので、環境そのものがフラ寄りだ。
都心の東側に住んでいて、まず月1回から始めたい人 → 文京教室(第2火11:30〜)。同じ日の午後にアンサンブルのクラスがあるので、続いたときの次の一手も同じ場所にある。
ウクレレ以外にギターやベースもやりたい人 → 文京のアンサンブル教室か、横浜の個人レッスン。この2つだけが3楽器を対象にしている。
通える会場がない、または通う時間がない人 → MOSHのオンライン個人レッスン。30分1,500円から。
よくある失敗パターン
「赤羽で探してしまう」 金曜の枠に赤羽教室の名前は残っているが、募集は行われていない。教室名だけを見て問い合わせると空振りになる。
「セブンカルチャー伊勢原を探して見つからない」 現在の運営名はメゾンカルチャークラブ伊勢原。住所と電話番号(0463-92-3644)は変わっていないので、そちらで確認するのが早い。
「アカデミーに問い合わせたのに返事が来ない」と思い込む フラレア・伊勢原・二子玉川・青葉台の4講座は、アカデミー本体ではなく会場側が窓口だ。公式一覧の「※直接◯◯へお申し込み下さい」という一文を見落とすと、この行き違いが起きる。
「青葉台で別の講座に申し込んでしまう」 青葉台カルチャープラザには別講師によるウクレレの個人レッスン講座もある。鶴岡氏のクラスは第1・3木曜15:00〜16:30。曜日で見分けるのが確実だ。
「月4回通えると思っていた」 週1回ペースの講座は存在しない。もっとも多い会場でも月2回だ。毎週レッスンを受けたい人は、東京のウクレレ教室の選び方の記事で他の教室と並べて検討したほうがいい。

こんな人には向かない
正直に書いておくと、次のような人にこのアカデミーは合わない。
短期間で一気に上達したい人には向かない。月1〜2回のペースが基本なので、進度はゆっくりだ。逆に言えば、1回のレッスンで覚えたことを次回までの2〜4週間で自分のものにする、という時間の使い方ができる人には合っている。
料金を比べてから決めたい人にも、いまの公開状況はやりづらい。11講座のうち金額が分かるのは2つだけで、残りは問い合わせが必要だ。ただし裏を返せば、問い合わせの段階で講師や事務局と話ができるということでもある。電話は090-1882-1884、または公式サイトの問い合わせフォームから。2日以内に返事をするよう心がけているとの記載がある。
ハワイアン以外の曲を中心に弾きたい人も、他を当たったほうがいい。公式サイトはウクレレでポピュラーから演歌まで演奏できると書いているが、アカデミーの軸足はあくまでハワイアンとフラソングにある。ハワイの音に興味がないなら、この教室を選ぶ理由は薄い。
よくある質問
Q1. 初心者でも参加できますか。
公式サイトには、本来音楽を楽しむのに初心者も上級者もないという考えから、特にクラスを分けずにレッスンしているとあります。そのうえで、開講クラスでは初心者向けの時間を臨時的に設けて補講レッスンを行うこともある、と書かれています。伊勢原の講座説明にも「初心者の方もどなたでもご参加いただけます」とあります。
Q2. 楽器を持っていなくても大丈夫ですか。
レンタルの有無は会場によって運用が異なるため、申し込み時の確認が必要です(要確認)。オンラインの個人レッスンは自宅から受講する形なので、自分のウクレレが必要になります。
Q3. 体験レッスンはありますか。
伊勢原教室は体験費2,662円(税込・事前予約制)で受け付けています。フラレア教室も体験受講の申し込み枠が用意されており、見学は事前予約制です。その他の会場については(要確認)。
Q4. 東京で月2回通える教室はありますか。
2026年9月3日時点では、東京都内の3会場はいずれも月1回のペースです。月2回通いたい場合は、横浜のフラレア教室(月2回・月曜夜)、西谷教室(月2回・土曜)、伊勢原教室(第1・3火曜)が候補になります。
Q5. 子どもでも受講できますか。
公式サイトには、年齢層が幅広く小学生から高齢者まで受講している、と記載されています。ただし会場ごとの受け入れ条件は運営元によって異なるため、申し込み前の確認が必要です(要確認)。
Q6. ウクレレ以外の楽器も習えますか。
文京のアンサンブル教室と横浜の個人レッスンが、ウクレレ・ギター・ベースを対象にしています。オンラインの個人レッスンもウクレレ・ギター・ベースに対応しています。
まとめ:結局どこを選ぶべきか
アロハミュージックアカデミーは、11の講座を並べた一覧表よりも、次の3行で理解したほうが早い。
平日の昼に動けるなら、選択肢は多い。会社帰りに通いたいなら、横浜のフラレア教室(月曜19:00〜)しかない。土曜に通いたいなら、西谷教室しかない。
そのうえで、料金が事前に分かっているのは伊勢原(月5,654円)とフラレア(全6回19,800円)の2つだけ。この2つは金額の比較ができるので、迷ったらまずここから体験に行くのが現実的だ。それ以外の会場に興味があるなら、アカデミー本体(090-1882-1884、または公式問い合わせフォーム)に直接聞くのがいちばん早い。
そして、通える会場がひとつもない人でも、Zoomの個人レッスンなら30分1,500円から受けられる。ハワイアンミュージシャンとして25年以上のキャリアを持つ人に、曲の背景ごと教わる30分。ウクレレを買うかどうか迷っている段階の人にとっても、意外にここが最初の一歩になるかもしれない。
ハワイ好きが「ハワイの音」を軸に教室を選ぶ考え方は、ハワイ好きがウクレレを始めるならという記事にまとめている。ここと読み比べると、アカデミーの立ち位置がよりはっきりするはずだ。
※本記事に掲載している住所・営業時間・料金等の情報は、2026年09月03日時点に各公式サイト等で確認した情報をもとに作成しています。その後、情報が変更になっている場合がございます。万が一誤りがございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。お知らせいただき次第、速やかに修正いたします。

