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マラサダ キエレ(北本)完全ガイド|「海のない街のハワイ」が2026年7月11日、赤ちゃん連れでいちばん気楽な専門店になった

fried food on stainless steel bowl

マラサダ キエレ(北本)完全ガイド|「海のない街のハワイ」が2026年7月11日、赤ちゃん連れでいちばん気楽な専門店になった

マラサダを食べに行くのに、いちばん困るのは「揚げたてに当たるかどうか」です。

ハワイのレナーズが行列を作らせているのは味だけが理由ではありません。あの店は揚げる速度と売れる速度が釣り合っていて、多くの客が結果として揚げたてを掴む。日本の店で同じ体験を再現しようとすると、これが途端に難しくなります。ケースに並んだ数時間前のマラサダは、悪くはないけれど、あの「熱くて指がべたつく」瞬間からは遠い。

埼玉県北本市に2026年7月11日オープンしたマラサダ キエレ(malasada Kiele)は、その一点を設計で解いてきた店です。注文を受けてから揚げる。しかも専門店として、揚げること以外をほぼ切り落としている。

そしてもうひとつ、この店には他のマラサダ店がまず持っていない属性があります。埼玉県から「赤ちゃんの駅」に認定されているという点です。オムツ交換台、授乳スペース、ベビーサークル、ベビーチェア。離乳食の持ち込みも、ミルク用のお湯の提供もできる。ドーナツ専門店でここまで揃っている例を、少なくとも筆者は他に知りません。

この記事では2026年8月5日時点で北本市観光公式サイトと店舗公式サイトを確認した情報をもとに、この店の使い方と、徒歩圏にある本店「Hawaiian Cafe Kiele」との選び分けまで整理します。


目次

なぜ「海のない北本」にハワイが根づいたのか

まず前提を共有しておきたいのですが、北本市は海がありません。埼玉県のほぼ中央、JR高崎線で大宮から20分ほどの、いわゆる普通の郊外の街です。

ここにハワイアンカフェが生まれ、2号店まで出せたのは、店が「ハワイ風の内装を借りてきた」からではありません。オーナーのプアナニキエレカルヘア朋子さんは、北本でフラダンス教室「フラオハナ プアナニキエレ」を主宰しているクムフラ(フラの指導者)です。公式サイトのメッセージによれば、カフェのスタッフのほとんどが、自身が主宰するフラ教室の生徒さんとのこと。

つまりこの店は、カフェが先にあってフラを飾りに使ったのではなく、フラのコミュニティが先にあって、その延長線上にカフェができたという順番なんです。本店ではハワイアンバンドのライブに合わせて教室メンバーのフラが見られることがある、というのも、この順番だからこそ成立します。

「ハワイ風の店」と「ハワイをやっている人の店」は、行ってみると空気がまるで違います。北本のキエレは明確に後者です。


実際の体験:金曜のマラサダ キエレで過ごす30分

マラサダ キエレはJR北本駅の西口から徒歩2分。本店は東口徒歩2分なので、線路をはさんで反対側になります。

営業しているのは金・土・日・祝。裏返すと月・火・水・木は定休です(祝日の場合は営業)。時間は11:00〜17:00。ここを外すと単純に閉まっているので、ここだけは先に頭に入れておいてください。

店に入るとまず目に入るのが壁紙です。北本市の公式紹介でも「きれいな色の壁紙が目を引く店内」と書かれていて、幅広い年齢層に楽しんでほしいというコンセプトで内装が組まれている。マラサダ専門店というと屋台的な作りを想像しがちですが、ここはイートインスペースを持った落ち着いた作りになっています。

注文するとそこから揚げが始まります。マラサダはすべて店内で手作り、イーストを発酵させた生地を注文後に揚げる。だから席に着いてから届くまでに少し間がある。この待ち時間は、この店ではマイナスではなく仕様です。

看板はマラサダパフ。日本では珍しい、純生クリーム入りのマラサダです。北本市の公式紹介によると、なかでも希少なコナコーヒーをクリームに練り込んだ「コナコーヒークリーム」がダントツの1番人気とのこと。マラサダそのものが甘い揚げ菓子なので、そこに甘いクリームを入れるのは足し算としては強気に見えますが、コナコーヒーの苦味が入ることで最後がすっと切れる、という設計です。

店内にはフォトスポットが2箇所あり、そこで撮った写真をInstagramにアップするとマラサダの無料券がもらえます。子どもを連れて行くと、これが待ち時間の使い道として意外に効きます。

そしてもうひとつの名物がフローズンマラサダ。カフェキエレオリジナルの冷凍スイーツで、北本市のふるさと納税の返礼品にもなっています。半解凍で食べると、外がひんやり、中がもっちりという、揚げたてとはまったく別の食感になる。同じ店で「揚げたて」と「凍らせたもの」の両方を体験できるのは、マラサダの店としてかなり珍しい構成です。

マラサダのほかに冷凍アサイーボウルも置いています。自宅で好きなときに食べられると人気、と公式が紹介しているものです。


Man stands on rocks, holding a fishing net.
Photo by Joel Feld on Unsplash

「赤ちゃんの駅」認定が、この店にとって何を意味するか

ここがこの店のいちばん語られていないポイントです。

埼玉県の「赤ちゃんの駅」は、誰でも自由におむつ替えや授乳ができるスペースの愛称として県が認定している制度です。マラサダ キエレはこの認定を受けています。

具体的に何が置いてあるか、北本市の公式ページに書かれているものを列挙します。

  • オムツ交換台
  • 授乳スペース
  • ベビーサークル
  • おもちゃ
  • ベビーチェア
  • 離乳食の持ち込み可
  • ミルク用のお湯の提供可

赤ちゃん連れでカフェに入るとき、実際に詰まるのは「席があるか」ではありません。途中でオムツを替える場所がなくて、結局10分で店を出ることになる。授乳のタイミングが来て、車に戻るしかなくなる。離乳食を持ち込んでいいかどうか聞くのが気まずい。この3つです。

マラサダ キエレはその3つを全部、事前に潰してある。しかも「認定を受けている」ということは、店側から「どうぞ使ってください」と先に言われている状態なので、こちらから切り出す必要がありません。この心理的な差は、実際に赤ちゃんを連れて出かける人にしか伝わりにくいのですが、体感ではかなり大きい。

さらにイートインスペースはレンタルスペースとしての貸し出しもしています。ママ友の集まりや小さな教室に使う、という選択肢が現実的に取れる店です。


知っておきたい実用情報(マラサダ キエレ)

項目 内容
店名 マラサダ キエレ(malasada Kiele)
住所 埼玉県北本市中央3-73
アクセス JR北本駅 西口 徒歩2分
営業時間 11:00〜17:00
定休日 月・火・水・木(祝日の場合は営業)
電話番号 050-8883-2735(北本市観光公式)/050-8883-2738(店舗公式サイト)
駐車場 なし(近隣コインパーキング利用時キャッシュバック有)
業態 マラサダ専門店(テイクアウト+イートインスペース)
子連れ設備 埼玉県「赤ちゃんの駅」認定。オムツ交換台/授乳スペース/ベビーサークル/おもちゃ/ベビーチェア/離乳食持ち込み可/ミルク用のお湯提供可
その他 フォトスポット2箇所(Instagram投稿でマラサダ無料券)、イートインスペースのレンタル貸出あり
オープン日 2026年7月11日(カフェキエレ西口店からリニューアル)
公式サイト cafekiele.com

電話番号について:北本市観光公式ページと店舗公式サイトで末尾1桁の表記が異なっていました(2735/2738)。レンタルスペースの問い合わせなど電話をかける用事がある場合は、まず公式サイト記載の番号を試すのが確実です。また営業日は月ごとのカレンダーで公開されているため、遠方から向かうなら公式サイトのトップページで当月分を見てから出るのが安全です。


徒歩圏の本店「Hawaiian Cafe Kiele」との使い分け

北本駅の東口徒歩2分には本店があります。同じ駅の反対側なので、両方はしごすることも可能です。ただし性格はかなり違うので、目的で選んでください。

比較軸 マラサダ キエレ(西口) Hawaiian Cafe Kiele 本店(東口)
業態 マラサダ専門店 ハワイアンカフェ(食事メイン)
営業日 金・土・日・祝 火〜日(月曜定休)
営業時間 11:00〜17:00 火〜木 11:00〜15:00/金・土・日・祝 11:00〜17:00(L.O.閉店30分前)
駐車場 なし(近隣P利用でキャッシュバック) 店舗前2台+近隣1台の無料枠
主なメニュー マラサダパフ、フローズンマラサダ、冷凍アサイーボウル ロコモコ、ガーリックシュリンプ、ポキボウル、モチコチキンカレー、リリコイパンケーキ、北本トマトカレー
貸切 イートインスペースをレンタル可 最大20〜24名で貸切可
子連れ設備 「赤ちゃんの駅」認定(授乳・オムツ交換あり) バリアフリー(ベビーカー・車いすのまま入店可)、絵本・おもちゃ、キッズプレート
電話 050-8883-2735/2738 048-501-2153

本店の看板はリリコイパンケーキです。ハワイ島から直輸入したリリコイ(パッションフルーツ)バターをソースにたっぷり使ったもので、パンケーキミックスとメイプルシロップはオーガニックのものを使用。加えて2024年2月から、ココナッツペーストを隠し味にした北本トマトカレーのハワイ風アレンジも出しています。北本市のご当地カレーをハワイに寄せる、という発想は北本の店にしかできません。

本店は埼玉県の「パパ・ママ応援ショップ」協賛店で、優待カードの提示で飲食代から5%割引になります。キッズプレートとカレープレートも用意されており、バリアフリー設計なのでベビーカーのまま入れる。

ざっくり言えば、食事をしたいなら東口の本店、揚げたてのマラサダと赤ちゃん連れの快適さなら西口の専門店。金・土・日・祝ならどちらも開いているので、本店でランチ→西口でマラサダ、という動線が最も無駄がありません。


a woman walking down a road in the middle of a forest
Photo by Victor De Santiago on Unsplash

こんな人には合わない・注意点

正直なところを書いておきます。

平日に行こうとしている人には向きません。 マラサダ キエレは月〜木が定休です。「駅前だしとりあえず寄ってみよう」が成立しない店なので、平日に北本へ行く用事がある人は本店(火〜金は15:00まで)のほうを見てください。

車で行く人はワンクッション必要です。 西口店には駐車場がありません。近隣のコインパーキング利用でキャッシュバックがある運用ですが、条件(本店は2,000円分の飲食で1時間分)を確認せずに長時間停めると、想定より出費します。車前提なら東口の本店側に無料枠があります。

「たくさん買って持ち帰る」用途には確認がいります。 注文後に揚げる方式は、揚げたてが手に入る代わりに、大量注文だと相応の時間がかかります。差し入れなどでまとめて欲しい場合は、事前に電話しておくほうが確実です。

ハワイアン料理を期待して西口に行くと肩透かしを食らいます。 ロコモコもガーリックシュリンプも、あるのは東口の本店です。西口はあくまでマラサダの店。


よくある質問(FAQ)

Q. マラサダ キエレはいつ営業していますか?

A. 金・土・日・祝の11:00〜17:00です。月・火・水・木は定休(祝日の場合は営業)。月ごとの営業カレンダーが公式サイトのトップページで公開されているので、遠方から向かう場合は当月分を確認してから出発するのが確実です。

Q. マラサダは揚げたてで食べられますか?

A. 注文を受けてから一つずつ揚げる方式です。マラサダはすべて店内で手作りされています。そのぶん提供までに少し時間がかかりますが、揚げたてのふわふわ・もちもちを狙いに行ける店です。

Q. いちばん人気のメニューは何ですか?

A. 純生クリーム入りの「マラサダパフ」で、なかでも希少なコナコーヒーをクリームに練り込んだ「コナコーヒークリーム」がダントツの1番人気と北本市の公式紹介にあります。ほかに、半解凍で食べる新食感の「フローズンマラサダ」、冷凍アサイーボウルも扱っています。

Q. 赤ちゃん連れでも入れますか?

A. 埼玉県から「赤ちゃんの駅」に認定されています。オムツ交換台、授乳スペース、ベビーサークル、おもちゃ、ベビーチェアがあり、離乳食の持ち込みも可能、ミルク用のお湯も提供してもらえます。ドーナツ専門店としては異例の充実度です。

Q. 駐車場はありますか?

A. マラサダ キエレ(西口)に駐車場はありません。近隣のコインパーキングを利用した場合のキャッシュバックがあります。東口の本店には店舗前2台+近隣1台の無料駐車場があり、満車時は2,000円分の飲食で1時間分の駐車料金がキャッシュバックされます。

Q. 本店とどちらに行くべきですか?

A. ロコモコやパンケーキなど食事をしたいなら東口の本店、揚げたてマラサダと赤ちゃん連れの設備なら西口のマラサダ キエレです。徒歩圏なので、金・土・日・祝であれば両方をはしごできます。

Q. お土産や贈り物に使えますか?

A. フローズンマラサダは北本市のふるさと納税返礼品になっており、冷凍で扱える商品です。冷凍アサイーボウルも自宅用に人気があります。まとめ買いをする場合は、揚げる時間を考えて事前連絡しておくと待ち時間が読めます。


まとめ:どんな人におすすめか

マラサダ キエレは、「揚げたてのマラサダを、赤ちゃんを連れたままでも落ち着いて食べたい人」にいちばん向いている店です。

この2つを同時に満たす店は、首都圏を見渡しても数えるほどしかありません。マラサダを注文後に揚げる店はあっても子連れ設備までは踏み込んでいないことが多く、逆に子連れ歓迎のカフェで揚げたてのマラサダが出てくる店はほぼない。北本のキエレは、その珍しい交差点にたまたま立っているのではなく、フラのコミュニティが母体という出自ゆえに、そこに立つ必然性がある店です。

そして海のない街だからこそ、この店のハワイは「景色」ではなく「人」でできています。行くなら金・土・日・祝。東口でリリコイパンケーキを食べてから、線路を渡って西口でコナコーヒークリームのマラサダパフを追加する。これが北本での正解ルートだと思います。

同じ埼玉で車を前提に探しているならコナズ珈琲 東浦和 完全ガイドが参考になります。マラサダをもっと掘りたい人には、全国唯一のマラサダ専門店を併設しているコナズ珈琲 板橋店 完全ガイドもおすすめです。今の季節だけの一品を探しているなら2026年夏のハワイアンカフェ限定メニューまとめもあわせてどうぞ。

※本記事に掲載している住所・営業時間・料金等の情報は、2026年08月05日時点に各公式サイト等で確認した情報をもとに作成しています。その後、情報が変更になっている場合がございます。万が一誤りがございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。お知らせいただき次第、速やかに修正いたします。

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この記事を書いた人

Hawaii Japan編集部は、「日本で楽しむハワイ」をテーマに、国内で味わえるハワイアンカフェ・グルメ、リゾート施設、フラ・ウクレレ教室、ハワイアン雑貨などの情報を発信しています。

ハワイが好きな方はもちろん、まだハワイに行ったことがない方にも、日常の中で少しだけ南国気分を楽しめるような場所や体験を、編集部がリサーチしてわかりやすく紹介します。

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