ハワイアンを弾きたいなら、ウクレレ教室は「コース名」で選ぶ|同じ3,850円のハワイアンウクレレコースが、平塚と茅ヶ崎で支払額の違う理由【2026年10月15日・公式実査】

砂浜に立てられた木目のウクレレと青い海

ハワイアンを弾きたいなら、ウクレレ教室は「コース名」で選ぶ|同じ3,850円のハワイアンウクレレコースが、平塚と茅ヶ崎で支払額の違う理由

ウクレレを始める理由がハワイにある人は多い。ワイキキで聴いたあの音を自分の手で鳴らしたい、という動機だ。ところが教室を探しはじめると、どこも「初心者歓迎」「人気曲が弾けます」としか書いていなくて、ハワイアンが弾けるようになるのかどうかが分からない。

実際、大手チェーンの公式説明はこうだ。「ハワイアンの曲だけではなく、POPSやJAZZ・ROCKなど様々なジャンルの楽曲に挑戦しながらウクレレの基礎を学ぶ」。嘘ではないし悪いことでもない。ただ、ハワイアンを中心に習いたい人の答えにはなっていない。

そこで今回は、公式サイトのコース名やクラス名に「ハワイアン」と明記されている教室だけを集め、1時間あたりの支払額に直して並べてみた。すると、同じ運営・同じ3,850円のコースが、スタジオ代の有無で実際の支払額が変わること、そして月謝のいちばん安いクラスが1時間あたりでも最安だとは限らないことが見えてきた。以下は2026年10月15日時点の各公式サイトの記載にもとづく。

目次

選ぶ前に知っておくべき3つのポイント

ポイント1:「ウクレレ教室」と「ハワイアンが弾ける教室」は別物

ウクレレという楽器はハワイ生まれだが、日本のウクレレ教室の多くはJ-POPや歌謡曲を主な教材にしている。生徒が弾きたい曲を持ってくるからだ。だから「ウクレレ教室」という看板だけでは、ハワイアンを習えるかどうかは判断できない。

見分け方はシンプルで、コース名かクラス名を見ることだ。ハワイアンを本気で扱う教室は、コースの名前そのものに入れている。「ハワイアンウクレレコース」「ハワイアンソング〇〇クラス」という名前がついていれば、少なくとも教材の中心がハワイアンであることは確定する。

もうひとつの手がかりが、弾き語りを前提にしているかどうかだ。ハワイアンはメロディを歌い、ウクレレで伴奏するのが基本形になる。ソロ演奏(メロディと伴奏を1人で弾く)だけを扱うコースだと、ハワイアンらしさの大事な部分である歌が抜け落ちる。

ポイント2:受講料とスタジオ代は別の勘定になっていることがある

個人の教室やスタジオ運営の教室では、レッスン料のほかに部屋代がかかることがある。公式の料金表には受講料しか載っていないのに、申込ページの下のほうに「別途スタジオ代」と書かれている、というパターンだ。

今回の調査でいちばん驚いたのがここだった。同じ運営会社が持つ2つのスタジオで、ハワイアンウクレレコースの受講料が1円も違わないのに、片方はスタジオ代が別途500〜1,000円、もう片方は「スタジオ代はかかりません」と明記されていた。月2回通えば、年間で12,000〜24,000円の差になる。

ポイント3:月謝ではなく「月の合計レッスン分数」で見る

月1回120分のクラスと、月2回45分のクラス。前者は月120分、後者は月90分で、合計時間では月1回クラスのほうが長い。ところが練習の習慣という意味では、2週間に1度レッスンがある後者のほうが続きやすい。

逆に月謝だけを見ると、月1回のクラスは安く見える。1時間あたりに直して初めて、同じ土俵に乗る。東京のウクレレ教室は1回いくらで比べると必ず間違えるでチェーン教室を1分あたりに直したときも、見かけの安さと実際の単価は順番が入れ替わった。

比較:コース名にハワイアンと入っている4つのクラス

paprica ウクレレ教室(平塚)のハワイアンウクレレコース

JR平塚駅北口から徒歩5分、紅谷町の一剣一番街ビル1階にあるスタジオだ。コースは2本立てで、ハワイアンウクレレコースとポップスウクレレコースに分かれている。公式の説明によれば、ハワイアンウクレレコースは「伝統的なハワイアンソングを習得するコース」で、主な形は弾き語り。メロディと伴奏を1人で弾くソロウクレレにも対応し、昭和ハワイアンも扱うとある。

この「昭和ハワイアンにも対応」という一文は、ほかの教室の説明ではまず見かけない。日本で戦後に流行したハワイアンの歌謡曲を指していて、親の世代が口ずさんでいた曲を弾きたい、という動機を正面から受け止めている書き方だ。この層を名指しで迎えている教室は貴重だと思う。

料金はスタンダードコースで、60分マンツーマンが3,850円、30分マンツーマンが3,300円、60分グループが1名2,750円。現役プロが教えるエキスパートコースは60分5,500円。ここに別途スタジオ代が500〜1,000円かかる。料金には準備・片付け・入替の時間が含まれると明記されている。

スタンダードコースを担当する佐藤駿輔講師は、国際新堀芸術学院を卒業し、同校でギター講師を務めた経歴を持つ。新堀系のギター教育は新堀ギター音楽院でウクレレを習える東京の教室で扱ったとおり都内にも教室網があり、その系譜の指導を湘南で受けられることになる。

営業は10時から24時まで(深夜営業は不定期)。無料体験レッスンを受け付けている。

項目 内容
住所 〒254-0043 神奈川県平塚市紅谷町11-4 一剣一番街ビル1F
最寄り駅 JR平塚駅 北口 徒歩5分
営業時間 10:00〜24:00(深夜営業は不定期)
定休日 記載なし(要確認)
電話 0463-23-6982
料金 60分マンツーマン3,850円/30分3,300円/60分グループ2,750円(1名)/エキスパート60分5,500円+スタジオ代500〜1,000円
入会金 記載なし(要確認)
体験 無料体験レッスンあり
公式 https://paprica.studio/lessons/class/ukulele-school/

STUDIO NOVZO(茅ヶ崎)のハワイアンウクレレコース

同じハワイアンウクレレコースが、茅ヶ崎にもある。運営は同じで、ページには「Managed by paprica music school」と記載されている。コースの説明文も料金表もほぼ同じだ。60分マンツーマン3,850円、30分3,300円、60分グループ2,750円、エキスパート5,500円。

違うのは2点。まず、公式に「スタジオ代はかかりません」と明記されている。平塚では毎回500〜1,000円かかる部分が、こちらには無い。60分マンツーマンの実支払額は、平塚の4,350〜4,850円に対して茅ヶ崎は3,850円。月2回なら1,000〜2,000円、年24回なら12,000〜24,000円の差になる。

もう1点は営業時間だ。茅ヶ崎は10時から19時まで。平塚の24時までと比べると、仕事帰りの利用はかなり難しい。安いほうを選ぶと夜に通えず、夜に通えるほうを選ぶとスタジオ代がかかる。この教室を検討する人は、この交換条件をどう取るかが実質的な決めどころになる。

アクセスは茅ヶ崎駅からバスで10分。徒歩分数の記載はない(要確認)。講師は岡本洋平と佐藤駿輔の2名で、佐藤講師は平塚と共通だ。

項目 内容
住所 神奈川県茅ヶ崎市矢畑264-3 登象ビル3F
最寄り駅 茅ヶ崎駅からバス10分(徒歩分数の記載なし)
営業時間 10:00〜19:00
定休日 記載なし(要確認)
料金 60分マンツーマン3,850円/30分3,300円/60分グループ2,750円(1名)/エキスパート60分5,500円。スタジオ代はかからない
体験 無料体験レッスンあり
公式 https://novzo.studio/lessons/course/ukulele/

KIWAYAウクレレスクール(台東区)の岡田央ハワイアンウクレレ&ソングクラス

国産ウクレレのKIWAYAが運営するスクールの中にある、ハワイアン専門のクラスだ。正式名称は「岡田 央のハワイアンソング、ウクレレを弾いて歌おうクラス」。名前のとおり、弾いて歌うことが前提になっている。

内容の書き方が具体的で良い。ハワイアンなストラミング(右手のリズム)、押さえやすいコード、歌の意味を理解したうえでの演奏。さらにハワイ語の発音・発声・ハモリにも取り組み、およそ3か月で1曲を仕上げる進み方だという。ハワイ語の発音まで扱うクラスは、今回調べたなかではここだけだった。初心者からプロまでが対象とされている。

開講は月1回、1レッスン120分。第3水曜の12時からと19時からの2クラスがあり、月謝は7,150円(税込)。1時間あたりに直すと3,575円で、今回の4つのなかでは2番目に安い。ただし入会金が6,600円(税込)別途かかる。

会場の住所はクラスのページには書かれていない。ページに載っている〒111-0036 東京都台東区松が谷1-7-3 岡本ビル2階は、見学・問い合わせ窓口であるスクール事務局の所在地として記載されているもので、このクラスの会場と同じかどうかは明記がない(要確認)。スクール全体の様子はKIWAYAウクレレスクール(台東区・松が谷)完全ガイドにまとめてある。

項目 内容
クラス名 岡田 央のハワイアンソング、ウクレレを弾いて歌おうクラス
開講日時 第3水曜 12:00〜/第3水曜 19:00〜(月1回・1レッスン120分)
月謝 7,150円(税込)
入会金 6,600円(税込)
事務局所在地 〒111-0036 東京都台東区松が谷1-7-3 岡本ビル2階
講師 岡田 央
公式 https://www.kiwayasbest.com/html/page55.html

Hālau ʻŌlapakūikalaʻi ʻO Hōkūaulani 東京校(町田)のウクレレクラス

4つめは毛色が違う。母体がフラのハーラウ(フラ教室)で、そのなかに設けられたウクレレクラスだ。フラを踊る人が、自分たちの踊る曲を弾くために集まる場所、という性格になる。

開講は毎月第4水曜日の19時から21時30分、月1回。月謝は4,500円。150分で4,500円なので、1時間あたりは1,800円。今回の4つのなかで群を抜いて安い。講師は日下貴博。体験レッスンの申し込みページが用意されている。

同じハーラウは町田のほかに渋谷・池袋・日暮里でも教室を持つが、ウクレレクラスのページに記載があるのは町田だけだった。ほかの教室はフラのクラスで、ウクレレの開講情報はない。「町田以外でも受けられるだろう」と思って問い合わせる前に、ここは知っておきたい。

会場の住所と最寄り駅はウクレレクラスのページには記載がなく、町田教室のアクセスページへのリンクが置かれている(要確認)。

項目 内容
開講教室 町田教室のみ
開講日時 毎月第4水曜 19:00〜21:30(月1回・150分)
月謝 4,500円
講師 日下貴博
体験 体験レッスンの申込ページあり
公式 https://www.lokomaikai-hula.com/ウクレレ/

1時間あたりに直した比較表

教室 形態 1回の長さ 月の回数 1時間あたりの支払額
Hālau(町田) グループ 150分 月1回 1,800円
KIWAYA 岡田央クラス(台東区) グループ 120分 月1回 3,575円(別途入会金6,600円)
STUDIO NOVZO(茅ヶ崎) マンツーマン 60分 自由 3,850円
paprica(平塚) マンツーマン 60分 自由 4,350〜4,850円(スタジオ代込み)
参考:大手チェーンの個人レッスン マンツーマン 45分 月2回 6,600円

数字が示しているのは単純な話ではない。最安の町田は月1回・グループで、年間の総レッスン時間は30時間。茅ヶ崎でマンツーマンを月2回受ければ年24時間だが、1対1なので密度が違う。安い順に並べることはできても、そのまま「おすすめ順」にはならない。

それでも、この表を作る価値はある。「月謝4,500円は安い」「60分3,850円は高い」という第一印象が、1時間あたりに直すと必ずしも正しくないことが分かるからだ。グループと個人、月1回と自由予約を同じ軸に乗せてはじめて、自分が何にお金を払おうとしているのかが見える。

タイプ別おすすめ

フラを踊っていて、自分の踊る曲を弾けるようになりたい人には、町田のウクレレクラスが合う。1時間あたり1,800円という単価もさることながら、周りがハワイの文脈を共有している環境は、ほかでは手に入らない。

歌とハワイ語をきちんとやりたい人は、KIWAYAの岡田央クラスだ。発音・発声・ハモリまで扱うクラスは今回ほかに見つからなかった。3か月で1曲という進み方は、ゆっくりに見えて歌ものとしては妥当な速度だと思う。

自分のペースでマンツーマンを受けたい人は、湘南の2スタジオになる。夜に通いたいなら平塚、支払額を抑えたいなら茅ヶ崎。この二択がそのまま結論になる。

ハワイアンにこだわらず、まず楽器に慣れたい人は、無理にハワイアン専門を探さなくていい。ハワイ好きがウクレレを始めるならで扱ったように、一般的なコースから入ってハワイアンに寄せていく道もある。

よくある失敗パターン

ひとつめ。月謝の数字だけで決めてしまうこと。月1回のクラスは月謝が安く見えるが、年に12回しかレッスンがない。週1回練習する習慣をつくりたいなら、回数の多いコースを選ばないと目的に届かない。

ふたつめ。受講料だけを比べて、スタジオ代や入会金を足し忘れること。平塚なら毎回500〜1,000円、KIWAYAなら初回に6,600円が乗る。年間の総額で比べると、順位が入れ替わることがある。

みっつめ。コース名を確認しないまま申し込むこと。同じ教室のなかにハワイアンコースとポップスコースが併設されていることがあり、申込時に選ぶ必要がある。「ウクレレ教室に通っているのにハワイアンを1曲も弾いていない」という事態は、ここで防げる。

よっつめ。営業時間を見ないこと。茅ヶ崎は19時で閉まる。仕事帰りに通うつもりなら、料金より先にここを見たほうがいい。受付時間で教室を絞り込む考え方は、ウクレレを深夜でも予約できる東京の教室は20店のうち5店でも同じ結論になった。

よくある質問

ハワイアン専門のウクレレ教室は、普通のウクレレ教室より高いですか?

今回の4つに限れば、むしろ安い傾向でした。1時間あたりはHālau町田が1,800円、KIWAYAの岡田央クラスが3,575円で、大手チェーンの個人レッスン(45分・月2回9,900円=1時間6,600円)より低くなります。ただし町田とKIWAYAは月1回のグループクラスで、形態が違う点には注意が必要です。

同じコースなのに平塚と茅ヶ崎で支払額が違うのはなぜですか?

受講料は同じ3,850円(60分マンツーマン)ですが、平塚のpapricaは別途スタジオ代500〜1,000円がかかると公式に記載があり、茅ヶ崎のSTUDIO NOVZOは「スタジオ代はかかりません」と明記されています。その差がそのまま毎回の支払額の差になります。

ハワイ語の発音まで習える教室はありますか?

今回調べたなかでは、KIWAYAウクレレスクールの岡田央ハワイアンウクレレ&ソングクラスだけでした。ハワイアンなストラミング、押さえやすいコード、歌の意味を理解した演奏に加えて、ハワイ語の発音・発声・ハモリに取り組むと公式に記載されています。

弾き語りとソロウクレレはどちらを選ぶべきですか?

ハワイアンを目的にするなら、まずは弾き語りが基本です。papricaのハワイアンウクレレコースも主な形を弾き語りとし、ソロウクレレにも対応する、という構成になっています。歌に自信がなくても、コード伴奏から入れば無理なく始められます。

初心者でもハワイアン専門のコースに入れますか?

入れます。KIWAYAの岡田央クラスは初心者からプロまでが対象と明記されており、papricaとSTUDIO NOVZOは無料体験レッスンを受け付けています。Hālau町田のウクレレクラスにも体験レッスンの申込ページがあります。

月1回のクラスだけで弾けるようになりますか?

レッスンの回数より、間の自主練習の量で決まります。KIWAYAの岡田央クラスは約3か月で1曲を仕上げる進み方を公式に示しており、月1回でも曲として形になる設計です。逆に言えば、自宅で触らない月が続くと、月4回通っても進みません。

まとめ:結局どれを選ぶ?

ハワイアンを弾きたい人がウクレレ教室を探すとき、見るべきなのは月謝の数字ではなくコース名だ。名前に「ハワイアン」と入っていれば、少なくとも教材の中心はそこにある。入っていなければ、ジャンルは生徒側が持ち込むことになる。

そのうえで、1時間あたりの支払額に直す。スタジオ代と入会金を足す。月の合計レッスン分数を数える。この3つをやると、見かけの安さの順番はかなり入れ替わる。今回なら、月謝4,500円の町田が単価でも最安で、60分3,850円の茅ヶ崎がマンツーマンでは最安、同額のはずの平塚が実支払いでは最も高い、という結果になった。

湘南まで足を延ばすなら、レッスンの前後に寄れる場所も押さえておきたい。平塚のハワイ関連スポットは湘南平の展望レストハウスのロコモコに、海の見える店は神奈川の海が見えるハワイアンカフェにまとめてある。レッスンのあとにロコモコを食べて帰る、くらいの口実があったほうが、習い事は続く。

※本記事に掲載している住所・営業時間・料金等の情報は、2026年10月15日時点に各公式サイト等で確認した情報をもとに作成しています。その後、情報が変更になっている場合がございます。万が一誤りがございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。お知らせいただき次第、速やかに修正いたします。

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この記事を書いた人

Hawaii Japan編集部は、「日本で楽しむハワイ」をテーマに、国内で味わえるハワイアンカフェ・グルメ、リゾート施設、フラ・ウクレレ教室、ハワイアン雑貨などの情報を発信しています。

ハワイが好きな方はもちろん、まだハワイに行ったことがない方にも、日常の中で少しだけ南国気分を楽しめるような場所や体験を、編集部がリサーチしてわかりやすく紹介します。

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